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「奇跡のシンフォニー」 [朝のソナタ的 映画感想]

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久しぶりの映画の感想です。
前回の映画評で、ある映画の悪口をかなり書きすぎてしまい、
少しまずかったかなと、ちょっと反省。
しばらくの間、映画の事を書くのは控えようかなと思っていました。

でも今回素晴らしい映画に出逢えたので、その映画のことを記事にしたいと
思います。


ちなみに今回からタイトルも少し変えてみました。
では、始めましょう!朝のソナタ的・映画感想2008。


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今回見に行った映画は 「奇跡のシンフォニー」 です。

まず、結論から言いましょう!

「本当に素晴らしい映画です!」

とにかくラストで泣きました。やられた。まいった。

公開日は6月21日だったので、もうかなり立ちますが、ずっと見に行きたいと
思っていた映画でした。

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「チャーリーとチョコレート工場」のフレディ・ハイモア君が主演というのも
気になっていましたが、雑誌に載っていたあらすじが良い感じだったので、
これはぜひ映画館で見たいと...。
でもやっぱり見に行って良かったですよ〜。

簡単にストーリーを話しますと...。

エヴァン・テイラー(フレディ・ハイモア)は、ニューヨーク近郊にある
養護施設で育った11歳の少年。
風の音からベッドがきしむ音まで、あらゆる音がメロディーとして感じられるほど
鋭い音楽感性(絶対音感)を備えていました。

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彼は、まだ見ぬ両親と自分とが音楽で結ばれていると強く信じていましたが、
そのせいで、施設の仲間からいじめにあってしまいます。

児童福祉局のリチャード・ジェフリーズ(テレンス・ハワード)は、施設を出て
養子になる事をエヴァンに薦めます。しかし、家族が必ず迎えに来ると信じる
エヴァンは、それを拒否し涙を流すのでした...。

ある晩、エヴァンは、もしも両親が自分の事を迎えに来ないなら自分から
探しだそうと決意し、施設を抜け出します。
親切な果物屋のトラックに拾われたエヴァンはマンハッタンに辿り着きます。
そこで聞こえる地下鉄、クラクション、信号、スチーム等、生まれて初めて聞く
音の洪水にメロディーを感じ取って大興奮していました。

そんな時、公園でギターを弾く少年アーサーに出会います。
彼に誘われるままストリート・パフォーマーの子供達が生活する廃墟の劇場に
足を踏み入れ、そこでウィザード(ロビン・ウィリアムス)という謎の
元ストリートミュージシャンと出会いました。

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彼はエヴァンの音楽の才能に気づき、他の子供達と同様に街角でギターを
演奏させます。
沢山の人に聞いてもらうことが両親を探す近道だと信じるエヴァンは、
「オーガスト・ラッシュ」という芸名をもらい、懸命に演奏しました。

一方、結ばれぬまま別離した元チェロ奏者であるエヴァンの母ライラと、
エヴァンの父である元ロックシンガーのルイスもそれぞれの思いを胸に
ニューヨークに向かっていたのでした...。

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果たしてエヴァンは両親と出逢えるのでしょうか...?!

という感じのストーリーです。

今回はこの先はあえて書きません。是非是非劇場でご確認ください。
オススメです!

えっ!?今日(7月18日)で
公開終了?!マジッすか!!

すみません、7月18日金曜日までの公開だったようです。
(注:一部映画館では引き続きやっているようです。映画館でご覧になりたい方は
雑誌やインターネットなどでお探しください。)

ということですいませんDVDが出たら是非ご確認ください。
ちなみに私が見に行ったのは先週の日曜日(7月13日)でした。

しかし、それにしてもとても良く出来上がった作品だと思いました。

まず物語の冒頭に、主人公のエヴァン(フレディ・ハイモア)が風で波のように
揺れている小麦畑の音を聞きながら、指揮者のふりをするシーンがあるのですが、
その映像がすごく綺麗で繊細。
女性監督ならではの、センスの良さをすごく感じましたね。

彼女はアイルランドのダブリン(アイルランドの首都)というところの
生まれで、まだ30代前半の若い監督さんなんだそうです。
でもこの小麦畑のシーン。最初に撮ったカットが気に入らなくて、全ての撮影が
終了してから再度撮り直したそうで、妥協を許さないこだわりをしっかりと
持っている監督さんなんだなと思いました。

アメリカ映画という感じがあまりしなかったのも、彼女がアイルランド出身
だからなのでしょうか。どことなく何となくちょっと雰囲気が違うなぁ〜とは
思っていました。
ちなみに、エヴァンのお父さん、ルイス役のジョナサン・リース=マイヤーズも
同じ所の出身だそうです。


そして音楽がまた素晴らしい。
この映画のサウンドトラックがめちゃ売れているらしいのですが、それはすごく
うなずけます。私も欲しい。

音楽が人の心を癒し、時に慰めてくれる存在であることが、この映画を見ると
よく分かります。No Music No Lifeとは良く言ったものです。本当にそう思う。

でも、一歩間違えると元ストリートミュージシャンのウィザート(ロビン・
ウィリアムス)のようにお金だけに執着してしまい、本来の音楽の持つ意味を
見失ってしまう危険性もあります。人間の感情とは難しいものですね。
お金は生きていく上では、すごく大切なものですけど、でもそれだけではないと
言うことを、この映画は伝えたかったのではないでしょうか。
私はそう感じました。

ウィザート役の名俳優ロビン・ウィリアムスのちょい悪役ぶりがすごく良かった。
最後の方の場面で哀愁漂いながらハーモニカを吹くシーンがあるのですが、その姿に
それまで憎たらしい感じだったはずなのに、つい同情をしてしまいました。
まさにベテランの名演だったと思います。

しかし、何と言ってもラストシーンのエヴァンの清々しい笑顔でしょう。
もう涙出る出る。参りましたね。そりゃもう泣くでしょ。
久々に映画で感動しました。心が洗われる思いでしたよ。

しかし、それにしてもなんて素直で純粋な主人公なんでしょうか...。
まさに精神的な面から、奇跡的な少年ですね。


そう、映画の題名にもある「奇跡」。
やっぱり私たちはこの奇跡があったから生まれているんだよなぁ〜。と
しみじみ思わせてくれる映画でもありました。
だって親が出会ってなければ自分は生まれてないんですもんね。
出会いって奇跡なんだなぁ〜と、つくづく思います。

えっ朝のソナタにはいつ奇跡が来るのかって?!
ん〜そればっかりは、ようわかりません(笑)。

でも主人公のエヴァンの言っていた「心の耳を澄ませば」
奇跡はいつかやってくるかもしれません...かな?!(笑)
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コメント 10

京男

おはようございます。
気になっていました。ただ映画館までは行かないかな。DVD待ちかな。
「心の耳を澄ませば・・・」というのはわかります。いま自分がこうやって朝めがさめるということだって、奇跡なのかも。そういう意味では私たちは奇跡の連続。ただ見えない、聞こえないだけかもしれませんね。
by 京男 (2008-07-19 06:23) 

けやき

あ… 終わっちゃいましたか
ではレンタル待ちですねw
感動ものは家で一人でビービー泣きながら見るのが好きです
映画館では大泣きできないから(笑)
「中辛」から「とっても素敵な」バージョンになったのですね^^
でも、時には辛口になる事もあると思うんですよ
どうしても自分の感性に合わない作品ってありますものね
by けやき (2008-07-19 23:23) 

Ranger

ソナタさん^^
僕も見ましたよ^^

シネコンでインディージョーンズと迷ったけど、ホント見てよかった
二枚目のフォトの、初めてギターに触れた時の斬新な引き方と
笑顔にもかんどうした
僕も最後は涙・・・・^^;
by Ranger (2008-07-29 08:56) 

朝のソナタ

>京男さん
確かにそうですよね。まさに私たちは奇跡の連続。
そして私は主人公のような素直な生き方したいなぁ〜と思う今日この頃です。
DVDが出ましたら是非どうぞ!
お越し頂きありがとうございます。
by 朝のソナタ (2008-08-13 22:47) 

朝のソナタ

>jirorinさん
nice!ありがとうございます。
by 朝のソナタ (2008-08-13 22:47) 

朝のソナタ

>けやきさん
ぜひDVDでどうぞ!オススメですよ。
私も実は家で大泣きするタイプなんです。でも今回映画館で
泣いちゃいましたけどね(笑)。
お越し頂きありがとうございます。
by 朝のソナタ (2008-08-13 22:48) 

朝のソナタ

>PAPAさん
nice!ありがとうございます。
by 朝のソナタ (2008-08-13 22:48) 

朝のソナタ

>諄諄さん
nice!ありがとうございます。
by 朝のソナタ (2008-08-13 22:49) 

朝のソナタ

>Rangerさん
Rangerさんもご覧になったんですね。
あのラストの主人公の笑顔には完全に私もやられましたね。
フレディ・ハイモアくんはやっぱり天才子役ですよ。
本当に見て良かった映画の一つです。
お越し頂きありがとうございます。
by 朝のソナタ (2008-08-13 22:49) 

朝のソナタ

>ハイマンさん
nice!ありがとうございます。
by 朝のソナタ (2008-08-13 22:50) 

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